僕にとって写真は、人生を1枚で切り取ったものです。

僕が撮る写真は、僕の人生の一部だし、他人の写真は他人の人生の一部だと思っています。

実際に目で見て、気になったもの、それが例え無意識であったとしても、心を動かされたものを人は撮っているのだと思います。

映画は写真の連続みたいなもので、写真の枚数が多ければ多いほど、より多くのことを表現できますし、1枚の写真よりも、より多くの人に伝わる形でストーリーを作ることができるでしょう。2時間の映画なら人生を2時間で切り取ったものだと思っています。

それで僕は、人の人生を記録する道具としてカメラを手にし、日々、写真を撮っています。

元々は映像に興味があって、ビデオカメラで動画を撮っていたのだけれど、その後、写真を撮り始めて現在に至ります。

動画も時々は撮りますが、これからも写真を撮り続けていきます。

あなたが、もしもどこかで誰かの写真を見て、心が動かされたのなら、きっとその写真は、あなたにとっても意味のある写真なのだと思います。その写真の中に、僕の撮った写真があったとしたら、僕は嬉しく思います。

シネマトグラフの日に、そんな事を思いました。